プロジェクト背景
CanPlanはCanPlan.LLC(米国ロサンゼルス)のスタートアップ企業が提供する、癌患者と介護者の闘病生活をサポートするためのCancer Planner(闘病日記/プランナー)です。
これは通常の日記とは大きく異なるもので、闘病患者の旅路(闘病)を計画・追跡、および分析、コントロールし続けることができます。この一冊によって闘病者が自身のケアをできるようになるだけでなく、プランナー、オーガナイザー、動機付け役、コーチ、セラピストなど患者をサポートする全員が患者の状態を知ることができ、それによってより良いケアを闘病者に提供することができます。
CanPlan.LLCは闘病者や一緒に闘う人々に寄り添った、より良い使い心地への改良を強く望むと同時に、より多くの人々にサービスを届けたいと考えていました。

ソリューション
プランナーのアップグレードとして当初始まったプロジェクトでしたが、現状の把握と課題の抽出を行ったところ、リブランディングを実施することが望ましいという判断になりました。
調査の中でCanPlanユーザーの9割が女性であること、日記やプランナーといった市場から見てもプランナーの使用率は男性よりも女性が高くなっていることから、より女性向けにポジショニングを見直し、強みを活かす方向にスイッチ。
読みにくさ、書きにくさがあったプランナーの見直しではユーザーフィードバックを重要視し、とくに記入箇所において体や心が弱っている闘病者がいかにストレスなく自然に書きこめるのかなど
各所において細かく検証し、調整を施しています。
今後の展望を考慮している段階で、コスト面の問題や現代におけるアプリユーザーの増加に伴いモバイルアプリでのローンチ案もあがりましたが、「さっと書ける」「手書きすることで記憶に残る」「パッとすぐに見られる」「場所やシーンを選ばずどこでも開きやすい」という紙ベースの手帳のメリットをあげるユーザーが多くいたこと、また紙に書くという行為が闘病者の心を落ち着かせ、自身と向き合うことになるといった体験を重要視し、紙ベースでのプランナー継続を決定しました。新たなアイデンティティを広めるため、古さが感じられていたロゴをリフレッシュするなどの施策も行いました。

結果として、ユーザーの86%が高い評価を示し、商品レビューについても良質なレビューを継続的に獲得し、多くの反響を得ています。

また各国メディアへの露出が増加したことで認知度は徐々に広がりをみせ、現在ではアメリカ本土のみならずカナダでの提供も開始されました。
Client
CanPlan.LLC
Industry
Health/Hospitality
Discipline
Brand Identity, Editorial Design
Year
2019
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